【思想・哲学026】政治理論に使用されていた小保守主義・大保守主義という概念についての考察
my日本からの転載
2012年08月04日
小保守主義と大保守主義
私は人類の営みに極めて悲観的な立場を持っている。人類は永遠には続かないという前提と、人間は自分勝手であり続けるという前提故に、恒常的より良き社会を信じていない。私は人類の滅亡を救済できないし、人類はやがて滅亡すると信じている。私が信じているところの信念は概ねこの人類の滅亡の、文化破壊の加速度を落とすことでしかないのである。
目次
- 議論されていた小保守主義・大保守主義について
- 立場を修飾する言葉「大」「小」、「真正」「似非」なる保守
- 大きいことと小さいこと/チェスタトンの議論
- 論理の不完全性と伝統的な保守派の論理
- 人類および文明において保守派がただ唯一できる方法
- 理想主義的保守主義者のヒーローごっこ
- 左派との対立を引き受けると同時に右派との対立も引き受けるという立場
- 伝統的な保守派が葛藤の中で格闘する現実の世界
- 理想主義的保守主義者への挑戦状
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【倫理・道徳004】イルカの肉に含まれる水銀含有量について
my日本からの転載
2012年08月02日
海豚の肉に含まれる水銀についての考察
目次
- イルカやクジラの肉に含まれる水銀
- 日本政府は悪意に基いて国民の健康を害しようとしているわけではないということ
- 行政機関や立法機関の認識上の不備が起こる可能性
- 日本の民間および公務員の関係性について
- 水銀含有量のソースとしてのザ・コーヴ
- 安全基準が公的機関によって順守される場合と例外的事例について
- 国立水俣病総合研究センターおよびJWA日本捕鯨協会の調査報告
- 水銀含有量2000ppmについて
- 暫定基準を上回っているという事実
- 国立水俣病総合研究センターとザ・コーヴ
- 北海道医療大学准教授の研究結果
- 基準値を超えた水銀の含有量と肝臓サンプルおよび「うでもの」
- 反捕鯨を前提とした研究と日本の対応
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【思想・哲学024】アナログ世界からみたデジタル世界
my日本からの転載
2012年08月02日
1と0の組み合わせとしての表象
私が1と0についての話を持ち出したのは、バランス論、平衡について考えるにあたっての話である。ファジーという曖昧さは、その見た目上のぼやけた、中間的な印象とは別に非常に高度に複雑な計算やテクノロジーの上に成り立っている。政治学的な中庸論や経済学的な公平な社会とは非常に込み入った議論が必要であろうという予測のための一つの前提として持ち出したい考えである。
目次
- デジタル世界の「0」と「1」
- 技術装置のディスプレイと人間の感覚器
- 「0」と「1」とで表現される「0」と「1」の中間概念
- 「0」と「1」によるブール演算「true」と「false」
- メモリに記憶されるストック(長期記憶)、メモリを流通するフロー(短期記憶)
- 空の状態が存在するが故に記憶の蓄積概念が生まれる
- 半獣半神としての人
- デジタル世界の詩人
- 中間概念および平衡概念の計算および学習
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【思想・哲学022】TEAM図式と情報および解釈
my日本からの転載
2012年07月06日
解釈についての覚書
私たちが「解釈」と見なすものは実際は「解釈」されたものを「表現」したものである。ウェブ上においてであれ、あるいは日常生活においてであれ、如何に解釈しようと、私たちがそれを他者に示す場合、それを「表現」によって表さなければならない。
目次
- <解釈のための前提的諸解釈についての覚書>
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【思想・哲学021】社会科学における例証
my日本からの転載
2012年07月05日
例証についての覚書
目次
- 社会科学の領域について考察する上で
- 社会科学における例証について
- 社会科学と自然科学の例証
- 様々な事例と共に見出される理論
- 歴史的な事例・法解釈の事例など
- 無関係な事例からの類比
- 未来に関する期待値・予測
- 前例・事例・法則・図式を元にした例証
- 予測が的中するまたはしない可能性
- 日常生活における会話や議論と例証の問題
- 多忙なる社会・コミュニティ
- 多忙な状況の中での例証
- 社会における損得勘定と多忙
- 倦怠と多忙の中を生きる現代人の特徴
- 社会における対策や政策と事例・法則
- 前例を踏まえた上で
- 思慮が深い検討と思慮が浅い検討
- 遊ぶものとしての人の平衡感覚
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