日々思うこと

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【情報・認知用語集001】サイバネティクス

2013年03月24日
【用語】サイバネティクス

 

サイバネティックス(英語: cybernetics)は、通信工学と制御工学を融合し、生理学、機械工学、システム工学を統一的に扱うことを意図して作られた学問。語源は、ギリシャ語で「(船の)舵を取る者」を意味するキベルネテス(ギリシア語:Κυβερνήτης )。第二次世界大戦の後、ノーバート・ウィーナーによって提唱された。

 

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当時はまだ情報理論の発展する前であり、自動制御とフィードバックがそれぞれ発展しても、両方の関連を認識することにすら年数を要した、という時代であった。ウィーナーはフィードバックの考えがいろいろと応用でき、また総合のために使えると考え、サイバネティックスを提唱した。

 

各分野の発展および、特にコンピュータの飛躍的な発達により、それらを総合する学をいちはやく提唱したものとして言及されざるべからず、という存在であり、様々な分野に影響を及ぼした。

 

出典:wikipedia

*1:注:ちなみにサイバネティックスという言葉はウィーナーがつくった造語ではないらしい。1834年アンペールが『科学哲学試論』のなかで、「人間が学問の対象となる知識をすべて配列しようとしたらサイバネティックスになる」という使い方をしているという。