【心理001】心の問題と心理学
my日本
2011年06月20日
心の問題と心理学
心の問題を扱う学問として心理学が発達した。その背後に一つの現象がある。つまり道徳に関する言及が社会から少しずつなくなってくるという現象である。
心の問題を扱う学問として心理学が発達した。その背後に一つの現象がある。つまり道徳に関する言及が社会から少しずつなくなってくるという現象である。
科学が人体や物質について様々な知識を得てきたのに反して、心を知識として得ることは極めて難しい。従って心の問題は今なお、その表現は形而上学的な表現にとどまり続けている。
恐らくそれも道徳の衰退の一因であろう。
科学から心の問題に入ることは難しい。
脳科学やサイバネティクスなどのアプローチもいつしか観察の技術論に道が逸れる。
精神分析も類型を蓄積した学問であるが、最終的に「心」を描くことができない。
しかし、科学や数学で見る金、あるいは技術と言う面ではこの種の見えなさが見えない。
心理学は精神医学として個人と向き合えるが、常に政治的場から身を遠ざけている。
道徳や宗教よりも一層に足を踏み入れることはない。