日々思うこと

政治思想・哲学を中心に考察していきたいと思います。

【倫理・道徳004】イルカの肉に含まれる水銀含有量について

my日本からの転載2012年08月02日海豚の肉に含まれる水銀についての考察 目次 イルカやクジラの肉に含まれる水銀 日本政府は悪意に基いて国民の健康を害しようとしているわけではないということ 行政機関や立法機関の認識上の不備が起こる可能性 日本の民間お…

【思想・哲学024】アナログ世界からみたデジタル世界

my日本からの転載2012年08月02日1と0の組み合わせとしての表象 私が1と0についての話を持ち出したのは、バランス論、平衡について考えるにあたっての話である。ファジーという曖昧さは、その見た目上のぼやけた、中間的な印象とは別に非常に高度に複雑な…

【思想・哲学023】因果と保守思想/経験論と政治思想

my日本からの転載2012年07月07日【覚書】因果について 私たちはより真剣に「因果への懐疑」とはなんであるのかを真剣に考えなければならないだろう。 目次 原因と結果の哲学 西欧哲学およ古今の文学における因果論 大乗仏教・中観派と現代科学哲学 西欧保守…

【思想・哲学022】TEAM図式と情報および解釈

my日本からの転載2012年07月06日解釈についての覚書 私たちが「解釈」と見なすものは実際は「解釈」されたものを「表現」したものである。ウェブ上においてであれ、あるいは日常生活においてであれ、如何に解釈しようと、私たちがそれを他者に示す場合、それ…

【思想・哲学021】社会科学における例証

my日本からの転載2012年07月05日例証についての覚書 目次 社会科学の領域について考察する上で 社会科学における例証について 社会科学と自然科学の例証 様々な事例と共に見出される理論 歴史的な事例・法解釈の事例など 無関係な事例からの類比 未来に関す…

【思想・哲学020】理性を考察するということ

my日本からの転載2012年07月04日【覚書】理性について 目次 特定の学問について論じること 学問を論じる者の理性の考察 理性についての考察の歴史――哲学の時代 自らのあるいは人類の理性を凝視するという行為 おわりに

【政治思想006】政党を論じる前に

my日本からの転載2012年07月01日【覚書】政党を論じることに関して 目次 【政党や派閥を論じるための前提的諸解釈について】 観念的世界ではなく、現実的世界における政党の力学 複雑な論理、複雑な感情、複雑な環境の中での評価 個人について論じるというこ…

【歴史007】フォックスのインド法案についての演説⑦

my日本からの転載2012年06月30日【第7回】フォックスのインド法案についての演説 ただの一人の土地所有者、ただの一人の銀行家、ただの一人の商人、否、通常は惨害のさなかに一番最後に滅亡するはずの「最後に死す者」たる租税請負人さえその例外ではなかっ…

【歴史006】フォックスのインド法案についての演説⑥

my日本からの転載2012年06月30日【第6回】フォックスのインド法案についての演説 もしも今日われわれがインドから駆逐されるならば、われわれのこの統治の不名誉な期間を通じてそれを占領していた者が、オランウータンか虎よりも多少ともましな集団だったこ…

【歴史005】フォックスのインド法案についての演説⑤

my日本からの転載2012年06月26日【第5回】フォックスのインド法案についての演説

【歴史004】フォックスのインド法案についての演説④

my日本からの転載2012年06月26日【第4回】フォックスのインド法案についての演説 バークは「協定の恒常的かつ体系的な破棄の流儀」がアジアにおいてイギリスの代名詞のように扱われていることに強い不快感を顕わにしている。

【歴史003】フォックスのインド法案についての演説③

my日本からの転載2012年06月26日【第3回】フォックスのインド法案についての演説 わが紳士があれほど軽く述べたてるこれらの乱用がいかなる性質のものかを考察する前に、乱用されたこの勅許状にもとづく権利によって侵害された国土の地図を、諸君の脳裡に蘇…

【歴史002】フォックスのインド法案についての演説②

my日本からの転載2012年06月25日【第2回】フォックスのインド法案についての演説 これらがすべて究極的には何らかの形において彼ら民衆の利益のために行使されるべきである。 エドマンド・バーク

【歴史001】フォックスのインド法案についての演説①

my日本からの転載2012年06月24日【第1回】フォックスのインド法案についての演説 疑いもなくこの事案は、われわれの名声にとってどうでもよいものではない。それはブリテン国民全体にとって途方もなく不名誉かそれとも偉大な栄光か、のいずれかを生み出すだ…

【歴史年表001】エドマンド・バークとインド問題

my日本からの転載2012年06月23日【年表】エドマンド・バークとインド問題

【歴史資料001】エドマンド・バークとイギリス東インド会社のインド圧制

my日本からの転載2012年06月22日【資料】エドマンド・バークとインド問題① 私が子供の頃には、18世紀末のイギリスにおいてこのような分岐点があったなどということは全く想像できなかったことで、『フランス革命の省察』における彼の主張と同様に衝撃以外の…

【思想・哲学019】社会・人生の目的とニヒリズム

my日本からの転載2012年06月19日社会的目的とニヒリズムmixiからの転載 現代人は生きているうちに三度殺されなければならない。 一つに肉体における死二つに黄泉における死三つに繁殖における死 少なくともこの三体の遺体を前にして行われることが、現代にお…

【思想・哲学018】ある保守派の立場から見たヴィトゲンシュタイン像

my日本からの転載2012年06月18日ヴィトゲンシュタイン――保守の哲学的根拠mixiからの転載日時は転載記事別に記載 基礎づけられた信念の基礎となっているのは、何ものによっても基礎づけられていない信念である。 ヴィトゲンシュタイン『確実性の問題』 目次 …

【政治運動001】在特会と群衆心理

my日本からの転載2012年06月03日在特会と群集心理 すくなくとも団結を謳い、集団というものに安息や安心を求めようとすれば、間違いなく無情な群集心理が我々に近づいてくるだろう。 目次 在特会が一般人と思われる老人に対して暴力を働いた件に関して 政治…

【倫理・道徳003】シー・シェパードとその支持者の倫理学を考える上での概念考察

my日本からの転載2012年06月02日「釣り」mixiからの転載 目次 ①菜食主義【vegetarian、vegan】 ②虐殺【slaughter】 ③1080 ④絶滅【endanger】 ⑤水銀【mercury】 ⑥南極条約【The Antarctic Treaty 1959】 ⑦海のシェパード【SEA Shepherd】

【政治思想005】嫌韓と同義化した平成のネット保守とイギリスを源流とする近代保守思想の比較

my日本からの転載2012年04月15日落書きmixiからの転載 戦後の日本にあってはこの当たりの流れにあまり重点を置かれずに、フランス革命にだけ焦点が当てられる文章が多い。 しかし当時の周辺諸国において必ずしもフランス革命が歓迎されていなかったという事…

【政治思想004】保守派を一元的に捉える革新派への反駁

my日本からの転載2011年11月30日保守を一元的に捉えようとする企てに対する反論mixiからの転載mixi用に書いたもので文体は左翼系読者(まあ読んでないだろうけど)も意識して書いている(配慮しつつ挑発調に)。2011年11月27日 世界的には近代保守思想の系譜…

【思想・哲学017】心象の複合体シミュレーターとしてのヒト

my日本からの転載2011年11月30日手札mixiからの転載 我が国における選挙活動における言説を要約すれば「私を政治家にしてくださったら、社会を良くしますよ。だから私に投票してね。よろしくおねがいしますね。」と言っているだけで、実際にそれ以上ではない…

【思想・哲学016】現代社会のニヒリズムを凝視して

my日本からの転載2011年07月24日漣のテーゼ・1 少なくともこう言った世界を彷徨い、惑い、退屈するというのは、個人的に思うに、人の宿命のように思える。主義・主張とは人にとって精神安定剤のようなものであると同時に、精神を錯乱に追い込みさえもする代…

【思想・哲学015】相互に迷走する伝統的理性主義と反理性主義

my日本からの転載2011年07月17日一つの論点 少なからずニーチェが見抜いたように記号の問題に言及しなければならず、その方法としてプラグマティズム系の記号論を援用する方法があるが、この記号論を提示することは極めて困難だろう。 目次 反合理主義が伝統…

【思想・哲学014】霊妙な世界のシグナル

my日本からの転載2011年07月16日神々が飛び交う合理主義へ向けて 目次 霊妙な世界のシグナル 時間と共に色褪せるまたは自然回帰するヒトの色彩的な文化 現代社会の非日常的活気と脅迫的日常 幻想と幻影の中に生きる人々

【思想・哲学013】論理に関する原子的性質と波動的および空間的性質

my日本からの転載2011年07月12日論理波動論 目次 論理原子論のアンチテーゼとして 決定論と自由意志論の狭間で 願望という欠乏の潮流・渦 業の肯定 論理原子論と波動モデル・空間モデル 海洋国家と波 以下同日記コメント

【論理・演算001】三つの推論方法<アリストテレスからC・S・パースへ>

my日本からの転載2011年07月12日三段論法批判 目次 演繹法<Deduction> 【演繹法とは】 帰納法<Induction> 【帰納法とは】 アブダクション(仮説)<Hypothesis (Abduction)> 【アブダクションとは】 【ルール・ケース・リザルトの三角関係】 【演繹法・…

【政治思想003】人権思想との決別

my日本からの転載人権との決別2011年07月07日落書き 人権思想を仮に批判すれば、反人権主義者として残虐で冷酷、野蛮で、レベルの低いものと見做されるだろう。 これは一つの単純な論理から導かれる結論にすぎない。 はっきり言えば、私はここを明確に否定し…

【政策002】北海道と保守思想

my日本からの転載2011年07月03日北海道と保守思想